「サリドマイド」の副作用解明に当社製品が活用されました。
カテゴリ: お知らせ
作成日:2020年10月06日(火)
当社の戦略的技術パートナーである愛媛大学プロテオサイエンスセンターの山中聡士 特定研究員と澤崎達也 教授らの研究グループは、当社のコムギ胚芽抽出液を使用して作製されたタンパク質を用いて、免疫調節薬「サリドマイド」の標的タンパク質への作用が体内代謝で変化するメカニズムを解明しました。
「サリドマイド」は、がんの一種である多発性骨髄腫の有効な治療薬として用いられる一方で、催奇形性など妊婦における発育障害を引き起こす副作用があり、そのメカニズムはこれまで不明でしたが、今回の研究結果によって今後、副作用を軽減した薬の設計に期待がもたれます。