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NHKニュース 世界初の三日熱マラリア診断マーカーとして紹介されました
愛媛大学プロテオサイエンスセンターら国際研究グループと進めた三日熱マラリアの肝内休眠型血清診断マーカーの開発成果について、NHKニュースで紹介されました。
三日熱マラリアの肝内休眠型血清診断マーカーの開発に成功
愛媛大学プロテオサイエンスセンターの高島英造准教授、森田将之講師、坪井敬文教授と株式会社セルフリーサイエンスのマティアス・ハーベス(Matthias Harbers)次長らの国際研究グループは、三日熱マラリア再発の原因となっている肝内休眠型原虫感染者を見つけることのできる血清診断マーカーの開発に成功しました。
この成果は、愛媛大学プロテオサイエンスセンター、株式会社セルフリーサイエンス、The Walter and Eliza Hall Institute of Medical Research(WEHI)、パスツール研究所、Foundation for Innovative New Diagnostics(FIND)を主要なメンバーとする国際共同研究プロジェクトによるものです。またこのプロジェクトは、2015年10月から2017年3月まで公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(以下「GHIT Fund」)の助成を受けて開始しました。
今回の研究成果は、マラリア撲滅の難敵である三日熱マラリア肝内休眠型原虫の診断を世界で初めて可能とするもので、その治療を安全かつ有効に推進できる重要な成果と位置づけられます。
この研究成果に関する論文は、日本時間の2020年5月12日(火)付けでNature Medicine誌に掲載されました。
<Nature Medicine誌>
Development and validation of serological markers for detecting recent Plasmodium vivax infection
新型コロナウイルス検出用モノクローナル抗体開発に寄与しました
横浜市立大学の梁明秀教授を中心とした共同研究グループは、
新型コロナウイルス (SARS-CoV-2) 抗原を特異的に検出できるモノクローナル抗体の開発に成功され、
抗原作製において当社コムギ無細胞系タンパク質合成技術をご活用いただきました。
※ご参考
横浜市立大学のプレスリリース
愛媛大学らマラリアワクチン開発への研究助成が決定
当社の戦略的技術パートナーである愛媛大学プロテオサイエンスセンターらの研究グループは、公益社団法人グローバルヘルス技術振興基金(GHIT Fund)からマラリア伝搬阻止ワクチン開発の研究に対して、合計約6億円の助成金が交付されることとなりました。
これまでコムギ胚芽抽出液を供給し、コムギ胚芽無細胞タンパク質合成技術を通じてマラリア研究をご支援させて頂きました当社としましても、このマラリアワクチン開発がまた一歩前進し、マラリア撲滅に向けた切り札になることを願っております。
※ご参考
愛媛大学のプレスリリース
新型コロナウイルス抗体検出技術に寄与しました
横浜市立大学の梁明秀教授らが開発された新型コロナウイルスの抗ウイルス抗体を検出する技術において、
抗体の検出に必要な抗原作製に当社コムギ無細胞系タンパク質合成技術をご活用いただきました。
※ご参考
横浜市立大学のプレスリリース
第93回日本薬理学会年会出展中止のお知らせ
出展を予定しておりました第93回日本薬理学会年会につきまして、
新型コロナウイルス感染症の影響で学会事務局より開催中止の申し出があり、
この度出展を取り止めることとなりました。
第93回日本薬理学会年会
会期:2020年3月16日(月)~18日(水)9:00 - 17:30 (18日は15:30まで)
会場:パシフィコ横浜 会議センター 横浜市ブース内
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
第93回日本薬理学会年会出展のお知らせ
セルフリーサイエンスは、第93回日本薬理学会年会に出展いたします。
新型コロナウイルス感染症の影響で開催が中止となり、出展取り止めとなりました。
会期:2020年3月16日(月)~18日(水)9:00 - 17:30 (18日は15:30まで)
会場:パシフィコ横浜 会議センター 横浜市ブース内
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1
抗体交差性プロファイリングサービスについてご紹介いたします。
皆様のご来場を心よりお待ちいたしております。
NHK番組「ひめDON!!」(愛媛) にて当社が紹介されました
NHK愛媛「ひめDON!!」(11月15日放映)の愛媛の世界に誇るタンパク質研究にて当社の技術、製品「コムギ胚芽抽出液」が紹介されました。
ヒトに作用する抗体の特異性をゲノムワイドに評価できる新しい技術を発表
株式会社セルフリーサイエンス 森下了研究開発部長と愛媛大学 澤崎達也教授らの研究グループは、特定のヒトタンパク質に対する抗体の最良の検証技術として、約20,000種類のヒトタンパク質から目的抗体と結合するタンパク質を同定する新しい技術の開発に成功しました。
愛媛大学発バイオベンチャーである当社は、愛媛大学プロテオサイエンスセンターが独自に開発してきたコムギ無細胞系を改良し、1)多検体合成に適した新たなタンパク質合成技術を開発しヒトタンパク質20,000種類の合成に成功し、2)1,536ウェルの磁気プレート上にタンパク質が構造を保持した状態で固定化できる技術の2つの技術を開発しました。そこで本研究グループでは、上記2つの技術を組み合わすことにより、ヒトタンパク質に対する抗体検証を簡便に行えるCF-PA2Vtech(Cell-free Protein Array based Antibody Validation technology)の開発を行いました。
2018年のノーベル医学生理学賞で示されているように、特定のタンパク質に対して高い特異性と親和性を持っている抗体医薬品の重要性は年々高まっています。ただし、すべての抗体が一様に特別な能力を持っているわけではありません。そのため、抗体の検証は、高機能性抗体を特定するための重要なステップです。特に抗体医薬品の場合、抗体の交叉反応性は非常に重要な問題であり、本技術のCF-PA2Vtechは約20,000種類のヒトタンパク質を使用して抗体を検証できるため、抗体開発、特に抗体医薬品の研究に本技術が有用であると期待されます。
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愛媛大学とヒトに作用する抗体の特異性をゲノムワイドに評価できる新しい技術を開発
株式会社セルフリーサイエンス 森下 了 研究開発部長および愛媛大学プロテオサイエンスセンター 澤崎達也 教授らのグループは、特定のヒトタンパク質に対する抗体の最良の検証技術として、約20,000種類のヒトタンパク質から目的抗体と結合するタンパク質を同定する新しい技術の開発に成功しました。
本技術は当社が開発したタンパク質アレイ技術を使用するもので、「CF-PA2Vtech」と名付けられ、市販抗PD-1抗体等の検証を行ったところ、標的以外の交叉する複数のヒトタンパク質を新たに発見し、それらは類似のエピトープを持つことが初めて確認されました。
この研究成果に関する論文は、2019年12月18日付けでScientific Reports誌に掲載されました。
CF-PA2Vtech: a cell-free human protein array technology for antibody validation against human proteins
https://www.nature.com/articles/s41598-019-55785-5
詳細は、下記のプレスリリースをご覧ください。