プレスリリース
愛媛大学プロテオインタラクトーム解析共同研究拠点(PRiME)共同発表会が開催されます。
愛媛大学プロテオインタラクトーム解析共同研究拠点(PRiME)共同発表会が開催されます。
【日時】2024年11月14日(木) 13:00~
【会場】愛媛大学南加記念ホール、E.U.Regional Commons 愛媛県松山市文京町3番 愛媛大学城北キャンパス
当日は、森下研究開発部長より『AirID2Cを利用したMaZiQ arrayTM上での薬剤標的同定技術』
という演題で、現在展開してるMaZiQarrayTMを用いるサービスの解析技術をご紹介いたします。
皆様のご参加を心よりお待ちしております。
羊土社より、リアルな相互作用を捉える『近接依存性標識プロトコール』が刊行されました。
羊土社より、リアルな相互作用を捉える『近接依存性標識プロトコール』が刊行されました。
本書では、近年開発された「近接依存性ビオチン標識法」を用いたさまざまな実験プロトコールが紹介されています。さらに、当社の森下了研究開発部長が、新規の近接依存性ビオチン標識酵素 "AirID" を使用した「in vitro における生化学的相互作用解析」のプロトコールを詳しく解説しています。
~マラリア対策の技術を伝える~
~マラリア対策の技術を伝える~
愛媛大学と国際協力機構(JICA)四国センターは、ガーナ共和国への感染症対策支援のための覚書を、昨年2023年6月30日に締結しました。今年度も、ガーナ野口記念研究所にJICAの海外協力隊として隊員の大西あすかさん(愛媛大学大学院 博士課程)と愛媛大学 高島英造 准教授が、5週間にわたり派遣され、マラリア研究の進展に役立ててもらうため、現地研究員に『コムギ無細胞タンパク質合成技術』を伝えます。派遣に先立ち、大西さんと高島准教授と共にJICA四国センター 成田 映太 課長および当社 尾澤 哲 代表取締役社長が愛媛県田中英樹副知事を表敬訪問しました。
㈱セルフリーサイエンスは、昨年に引き続き、ガーナ野口記念研究所におけるマラリアをはじめとする他の感染症研究を支援するため、試薬・キットを寄贈しました。
清華大学ヘルスケアチーム主催の視察団が当社を訪問
清華大学ヘルスケアチーム主催の視察団が当社を訪問しました。
清華大学 唐劲天教授(医学物理与工程研究所副所長)を中心とする視察団(清華大学大健康チーム、大健康産業関連のイノベーション・企業産業パークの経営陣等)の訪問を受け、当社尾澤哲社長がコムギ無細胞合成技術や、ヒトゲノムワイド・プロテインビーズアレイの応用事例などの説明を行い、ラボツアー・意見交換を行いました。
当社への訪問は、公益財団法人木原記念横浜生命科学振興財団および横浜市経済局スタートアップ・イノベーション推進室産業連携推進課のアレンジによります。(2023年11月17日)
愛媛大学の技術でマラリア撲滅へ
愛媛大学の技術でマラリア撲滅へ
愛媛大学と国際協力機構(JICA)四国センターはガーナ共和国への感染症対策支援のための覚書を、去る2023年6月30日に締結し、この度、初めての隊員として、湯口 貴聡(愛媛大学大学院 博士課程)さんがガーナ野口記念研究所に派遣されます。派遣に先立ち、湯口さんと指導教官 愛媛大学 高島英造 准教授、JICA四国センター 山村 直史 所長、愛媛新聞社 土居 英雄 代表取締役社長および当社 尾澤 哲 代表取締役社長が愛媛県田中英樹副知事を表敬訪問しました。
㈱セルフリーサイエンスは、ガーナ野口記念研究所におけるマラリアをはじめとする他の感染症研究を支援するため、試薬・キットを寄贈しました。
『キネシン生体分子モーター無細胞合成に成功 ~細胞やバクテリアを使わずに手軽に生体分子モーターを合成することが可能に~』九州大学/北海道大学/京都大学のグループから コムギ無細胞タンパク質合成システムを用いた研究成果が『アメリカ化学会発行 ACS Synthetic Biology 誌』報告されました。
『キネシン生体分子モーター無細胞合成に成功 ~細胞やバクテリアを使わずに手軽に生体分子モーターを合成することが可能に~』
九州大学大学院芸術工学研究院 井上大介助教、北海道大学大学院農学研究院、高須賀太一准教授および京都大学大学院理学研究科 角五彰教授らのグループは、コムギを無細胞タンパク質合成システムにより、生体分子モータータンパク質の一つである『キネシン』の合にを成功し、その性能等についての研究成果が『アメリカ化学会発行 ACS Synthetic Biology 誌』報告されました。
本研究に関する論文はこちらをご覧ください。
(https://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/acssynbio.3c00235: DOI: 10.1021/acssynbio.3c00235)
当社と共同研究を進めている東京工業大学 上野教授らの論文が、2022年のScientific Reports誌のCell and Molecular Biology分野に掲載された全論文中、ダウンロードされたTOP100の論文にランクされました。
現在、当社は科学技術振興機構による研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同(本格型) 令和4年度新規課題に採択された「迅速微量多検体構造解析を可能とする無細胞タンパク質結晶化技術の開発」を、東京工業大学の上野教授らのグループと進めています。その基本内容をScientific Reports誌に発表した上記の上野教授らの論文が、2022年の同誌のCell and Molecular Biology分野に掲載された1935論文中、ダウンロードされたTop100の論文の一つに入りました。
株式会社セルフリーサイエンス
科学技術振興機構(JST)による研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 産学共同(本格型) 令和4年度新規課題に採択されました。
科学技術振興機構(JST)による研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)
産学共同(本格型) 令和4年度新規課題に採択されました。
分野【第4分野(アグリ・バイオ】
研究課題『迅速微量多検体構造解析を可能とする無細胞タンパク質結晶化技術の開発』
研究者『東京工業大学 生命理工学院 教授 上野 隆史』
㈱セルフリーサイエンスは、東京工業大学 上野教授が研究開発を進めた技術を
コムギ無細胞タンパク質合成技術の強みを活かし、迅速かつ微量で、多検体の構造解析を実現可能にする
結晶化技術の開発を進め事業化に繋げていきます。
株式会社セルフリーサイエンス
新開発のタンパク質間相互作用(PPI)スクリーニング技術『CF-PPiD』を記者会見で発表しました。
株式会社セルフリーサイエンス と愛媛大学 澤崎達也教授らの研究グループは、約20,000種類のヒトタンパク質を搭載する『20Kヒトビーズアレイ』に『近接依存性ビオチン標識技術』を応用した、新しいタンパク質間相互作用(PPI)スクリーニング技術『CF-PPiD』の開発を記者会見で発表しました。
内容の詳細はこちらです。
記者会見の際の発表資料はこちらです。
ヒトプロテインビーズアレイを用いた新しいタンパク質間相互作用(PPI)スクリーニング技術『CF-PPiD』が論文で報告されました。
コムギ無細胞合成システムにより合成された20,000種類のヒト由来のタンパク質を搭載した『20K ヒトプロテイン ビーズ アレイ』に『近接依存性ビオチン標識技術』を応用した、新しいタンパク質間相互作用(PPI)スクリーニング技術『CF-PPiD』が論文で報告されました。
『CF-PPiD technology based on cell-free protein array and proximity biotinylation enzyme for in vitro direct interactome analysis Scientific Reports volume 12, Article number: 10592 (2022)』
https://www.nature.com/articles/s41598-022-14872-w
Abstract
Protein–protein interaction (PPI) analysis is a key process to understand protein functions. Recently, we constructed a human protein array (20 K human protein beads array) consisting of 19,712 recombinant human proteins produced by a wheat cell-free protein production system. Here, we developed a cell-free protein array technology for proximity biotinylation-based PPI identification (CF-PPiD). The proximity biotinylation enzyme AirID-fused TP53 and -IκBα proteins each biotinylated specific interacting proteins on a 1536-well magnetic plate. In addition, AirID-fused cereblon was shown to have drug-inducible PPIs using CF-PPiD. Using the human protein beads array with AirID-IκBα, 132 proteins were biotinylated, and then selected clones showed these biological interactions in cells. Although ZBTB9 was not immunoprecipitated, it was highly biotinylated by AirID-IκBα, suggesting that this system detected weak interactions. These results indicated that CF-PPiD is useful for the biochemical identification of directly interacting proteins.
要旨
タンパク質間相互作用(PPI)解析は、タンパク質の機能を理解するための重要なプロセスである。最近、我々はコムギ無細胞タンパク質生産システムにより合成された19,712個の組換えヒトタンパク質からなるヒトタンパク質アレイ(20 K human protein beads array)を構築した。ここでは、近接ビオチン化に基づくPPI同定のための無細胞タンパク質アレイ技術(CF-PPiD)を開発しました。近接ビオチン化酵素AirIDを融合したTP53および-IκBαタンパク質は、それぞれ1536ウェル磁気プレート上で特定の相互作用タンパク質をビオチン化した。また、AirIDを融合したcereblonはCF-PPiDを用いて薬剤誘導性PPIを持つことが示された。AirID-IκBαを用いたヒト蛋白質ビーズアレイにより、132個の蛋白質をビオチン化し、選択したクローンが細胞内でこれらの生物学的相互作用を示すことが確認されました。ZBTB9は免疫沈降しないが、AirID-IκBαにより高度にビオチン化され、本システムが弱い相互作用を検出することが示唆された。これらの結果は、CF-PPiDが直接相互作用するタンパク質の生化学的同定に有用であることを示している。
※㈱セルフリーサイエンスでは、『CF-PPiD』を用いる分子間相互作用解析サービスを展開しており、皆様のご利用を心よりお待ちしております。